家族介護をする人に役に立つ、介護講座というものがあります。テキストを利用した介護の基礎知識や介護保険制度の学習、スクーリングによる体位変換や車椅子の介助などを、介護講座では学ぶことが可能です。学習は通学の他、通信でも行えるので日本全国どの地域に住む人でも受講をすることができます。介護講座は、講座によりますが数か月レベルで終了させることもできるので、多くの人が時間を見つけて学習することが可能。社会人でも、通信であれば学習することはできます。費用の方もそれほど負担になるレベルでは無く、5万円以下で受講できる場合も少なくないです。

介護講座を修了した場合には複数のメリットが期待でき、たとえば介護保険に関する知識を習得できるので、保険を利用することによって介護の際に経済的に困窮してしまう確率を下げられます。また、正しい介護方法を習得できるので、肉体的負担を少なくできるようになるのもメリットです。さらにいうと、介護に関する専門的知識を得られることにより心に余裕を持つことができるので、落ち着いた心理状況の中で介護ができるようになります。これらのメリットは、充実した介護を受けられるようになるので介護される人のためになることです。両親や配偶者の介護が、いつから必要になるかは断定的には分かりません。そのため、現在は介護講座の受講が必要無いと判断できる場合でも、将来に備えて講座を受けた方がいい場合もあります。